治療内容

 ベスリTMS横浜醫院では、ビジネスパーソンに特化した「薬に頼らない心療内科」として様々な治療を用意しています。

ご希望の治療があれば、予約の際にお伝えください。

もちろん、初診時に相談しながら治療法を決めていくことも可能です。お気軽にご相談ください。

1.TMS治療

TMS治療は、磁気による刺激を頭部に当てることで脳ネットワークを正常化し、気分の改善や思考力の回復を目指す新しい治療法です。薬を使わずに気分を安定化させることができますので、薬の依存が怖い方、最初から薬を飲みたくない方、既に投薬治療されている方の減薬等で治療されています

抗うつ薬や抗不安薬は認知機能を低下させるおそれがあるため、車の運転や機械の操作を行う職種では断薬していることが復職条件になっている職場もあります。減薬しつつうまく体調を整えていけば断薬することも不可能ではありませんが、断薬には離脱症状が伴う場合もあり、減薬に挑戦しては薬を戻したりかえって増やしたりしているケースも多く見られます。

TMS治療はこんな方におすすめ

□お薬を使うのが怖い・不安がある

□車の運転や機械の操作など、お薬を使うと業務に影響が出る方

□お薬を使っていてあまり効果がない、減薬したい方

TMS治療は磁気による刺激を頭部に当てることで脳ネットワークを正常化し、気分の改善や思考力の回復を目指す新しい治療法です。薬を使わずに気分を安定化させることができますので、既に投薬治療されている方の減薬・断薬にも効果的です。

2. 睡眠カウンセリング

睡眠薬を使用しての復職は、起床後にだるさが残ったり日中の眠気を引き起こしたりする場合があります。それ以外にも、休職前よりパフォーマンスを高めるために睡眠の質を高めたり、再発のきざしが出たときに自力で睡眠習慣の戻し方を知りたがったりされる方には当院の睡眠カウンセリングをお勧めしています。

睡眠カウンセリングは、睡眠に関する誤った認識を修正し、正しい睡眠習慣の確立を目指します。睡眠リズムを記録することで睡眠状態を客観的に確認し、患者さんのタイプに合ったアドバイスを受けることができます。

3. セロトニントレーニング

正常な脳内では、何種類かの神経伝達物質によって状態の安定化が保たれています。その中の一つであるセロトニンは別名「幸せホルモン」とも呼ばれる脳内物質であり、

・不安やイライラを落ち着けて安定化させる

・緊張を和らげてリラックスさせる

・起きているときにスッキリとした意識にさせる

などの効果があります。うつ状態になると、脳内の神経伝達物質のうちセロトニンという物質が減少することが分かっています。

セロトニントレーニングでは、脳内のセロトニンを増やし、セロトニンを安定化させる習慣を身につけられるようアドバイスしていきます。薬に頼ることなく、ストレスに強い体を作りたい方にオススメです。

4. 認知行動療法

認知行動療法は認知(物事の捉え方や受け取り方)と行動を変えることで気分や症状を安定させる心理療法です。復職した際には現職復帰を原則としている職場も多く、職場環境や人間関係が変わらないまま戻っていくケースも多いので、自分の認知や行動を柔軟にしておくことは再発予防の観点から効果的です。

認知行動療法はうつ病をはじめ、不安障害や睡眠障害、トラウマケアなど様々な精神疾患に有効であることが実証されています。当院では、認知行動療法の中でも特に行動変容を重視する行動活性化療法を休職者には実施しています。

5. メンタル鍼灸 詳しくはこちら

休職中で何もする気が起こらなかったり、減薬で体がだるい、動悸がする、めまいがするといった自律神経症状の出ていたりする方には、鍼灸治療がお勧めです。一般的な鍼灸院では体のコリや硬さを取るのに対し、メンタル鍼灸では体の気を補うツボ(経絡)を刺激し、冷えを取ることで体全体の状態を良くしていきます。

身体的な消耗が少ない場合には鍼(はり)を用いますが、過重労働や休職直後の人は消耗が激しいため、お灸によって徐々に体の冷えを取っていきます。施術を行うことで心身の緊張がほぐれ、気持ちが無理なく上向きに変化していきます。もちろん、一般的な鍼灸治療のように、体に痛みがあったり身体症状が著明であったりする場合にも効果的です。

6. トラウマ治療

職場の人間関係で悩んだり、同僚と自分の親のイメージが重なったりしてしまうと、情緒不安定になって過剰に怒ったり突然泣き出したりしやすくなります。トラウマ記憶は現実への不安、怒り、過剰警戒を引き起こし、ときにフラッシュバックを起こし日常生活を障害します。

薬で一時的に落ち着かせることもできますが、強い情動反応の裏にはトラウマ記憶が関わっていることも多く、トラウマを解消させないと何度も同じことを職場で起こしてしまう場合も少なくありません。症状が職場で引き起こされれば業務遂行に支障をきたし、休職中に起きれば初回復帰という目標を無制限に遠ざけてしまいます。

当院ではいくつかのトラウマ治療を取り揃えており、その方に合った治療方法をオーダーメイドで提案しています。

<タッピングセラピー>

鍼(はり)でも利用する体のツボ(経絡)を軽く叩きながらトラウマ記憶による感情を和らげていくセラピーです。問題について考えているときに起こる不快感に焦点を当て、体のツボをタッピングすることで不快感を軽減します。

担当者がツボを叩く場合もありますが、自身でタッピングする方法も教わることができ、日常生活でのセルフケアが容易です。

タッピングセラピーはエビデンス(科学的根拠)のある治療として、米国政府のエビデンス登録機関(SAMHSA)に登録されています。世界の人道支援にも用いられており、東日本大震災、熊本地震、ハリケーンや洪水などの自然災害や戦争被害に対して、薬以外の代替療法として応用されています。

<感情解放セラピー>

上司や部下といった同僚、職場や通勤経路などに対するマイナス感情があると、なかなか復職に向けた行動に移れないことがあります。強い感情にとらわれているとき、生体は身体感覚を忘れ、脳内の思考や感情の方に注意を向けてしまいます。激しい怒りや深い悲しみを感じると、体は安心感を失って防衛状態に入り、その感情を鎮めようとしても生体防御反応がそれを阻害してしまうのです。

感情解放セラピーはそういったネガティブな感情をカウンセリングの場で解放し、失われた自信を取り戻せるよう支援していくセラピーです。失われていた安心感を取り戻し、その上で思考と感情を適切に解放する手法を学ぶことができます。

<ブレインスポッティング>

ブレインスポッティング(BSP)は、視点を利用して脳と体に働きかけることでトラウマ治療をしていく心理療法です。同じく視点を利用する治療にEMDRがありますが、ブレインスポッティングはEMDRの実施中に生まれた新しい治療法です。

業務中の特定の場面を思い浮かべてもらい、そのときの身体反応や症状が出ている状態で視点を定めてもらうことで、脳ネットワークがこれまでにない処理を行い、正常な能力を取り戻していきます。

アメリカ・コネティカット州で起きた銃乱射事件の後、事件からの回復のために個人やコミュニティに対して様々な支援やサービスが行われました。945名の回答のうち、ブレインスポッティングは最も回復に効果のあった治療であったと報告されています。

7.キャリアデザイン

キャリアと聴いてどんなイメージを浮かべられますか。

より好条件の職業に就く、いわゆる「キャリアアップ」を思い浮かべる方が多い様です。

キャリアデザインは職業マッチングに留まらず、働く動機(仕事を通じて何を得たいか?)や、自分の本音が満たされる生き方・暮らし方の模索と言った、「人生そのもの」(内側のキャリア)の進路探索をする場です。

心身の不調や不安によるパフォーマンス低下などは、新しい進路を模索する「転機」だと私達は考えています。

毎回のセッションでは過去の振り返りやキャリアに関する学びを通じて、自分の価値観や将来の理想像をイメージしていきます。

これらを重ねる事で、自然と本音で価値観や将来像を語れる様、進めていきます。この言葉は、転職活動や復職後のキャリア形成においても自分自身の道しるべとなり、現実化に向けた一歩を踏み出し易くします。転職など目標が明確な場合はもちろん、「今後どうすればよいか考えたい」 と言った段階での相談にも対応しています。

8. ビジネストレーニング

休職は組織から離れ、個としての自分を回復・再生させていくところから始まります。しかし、復職するということは再び組織に戻り、組織の中で成果を出したり円滑な人間関係を築いたりできるようになる必要があります。

ビジネストレーニングは、不調になった方のメンタルを回復させ、更に成果を出せるパフォーマンスにまで向上させることを目的としています。自分のいた組織を振り返り、組織としての成果は何か、そのためにはどのように振る舞えば良いかをトレーナーと共に考え、一緒にスキルを身につけていきます。

社会人としての知識・スキル・マインドセットのどこに落とし穴があったかを確認し、それを埋めた上で個人と組織の力を高めていくよう、1 on 1で行います。社会人としての成長のきっかけをつかんでもらうことで、復職後も自己成長を続け再発予防できる人を育成します。

9. パワーアップビジネスリワーク

休職の初期は精神状態だけでなく身体状態、生活習慣が整っていないため、それらを計画的に整えていく必要があります。パワーアップビジネスリワークでは、オンラインと対面の両面から休職者を支援し、再発予防を促進させていきます。

休職期間中は社会との接点が少なくなり、対人コミュニケーション能力が衰退します。リワークでは対人適応能力を回復させ、休職前より社会性を更に高めることを目的の一つとしています。安心感のある状況で社会性を高めるだけではなく、自律神経系レベルでの安全安心な環境を自ら作り出す方法を学び、それを集団の中で繰り返し習得することを目指します。

オンラインによるリワークへのリモート参加、自己学習型のオンラインコンテンツに加え、個別面談で体調と習得状況を確認することでより再発しない体と心作りを行っていきます。