うつ
うつ病とは
うつ病とは、DMS-5では抑うつ障害に分類され、うつ病や大うつ病性障害のことを言い、以前は気分障害の一つであると言われていました。併存する精神障害として、パニック症/パニック障害、社交不安障害、強迫症、アルコール・薬物の使用障害があります。また、一般的には発達障害と言われる自閉スペクトラム症や注意欠陥・多動症があり、適応が困難なために抑うつ状態になっている場合や、定期的に気分の波が生じる双極性障害と言われる状態の落ち込みである場合があります。
うつ病の発症の過程は以下の図の悪循環としてとらえられます。睡眠の調整や脳の休息、カウンセリングなどを通してこの悪循環を変えていきます。多くは外来治療で対応できますが、自殺企図や切迫した自殺念慮のあるときや、療養・休息に適さない家庭環境であるときには、入院治療が必要になる場合があります。
うつ病では、一日中気分が落ち込んでいたり、何をしても楽しめなくなったり、眠れない、食欲がない、疲れやすいといった症状があらわれてきます。