<神奈川・横浜>
こころ外来

一言で言うと

根気強く寄り添いながら、患者様の話をお聞きします。そこから視点・視野・視座を変え、お悩みの中にある発見や気づきを促し、価値観や目的を明確にすることで、背中を押していくカウンセリングです。

1、こころ外来とは

1)こころ外来の流れ

患者様の状態に合わせて、インタラクティブリスニングを主体としたコミュニケーションを図ります。交流によって、相手の気づきや発見を促し『相手の目的、価値観、本当はどうしたい』を引き出して、望む未来に向けた一歩が踏み出せるまでの過程をサポートいたします。

2)対象の方

  • うつ状態や不安などの症状が出てしまい、気持ちの整理が出来なくなってしまった方
  • 相談相手がおらず、悩みや気持ちをとにかく話したい方
  • 周囲と比較してしまい、自己肯定感の低くなっている方
  • 家庭や職場などでの人間関係に困っている方

3)カウンセリングで目指す姿

  • 感情を中心に整理して、苦しみの要因を理解していく
  • 少しずつ無理のない範囲で出来ることを模索しながら、一緒に行動変容を目指していく
  • 傷ついた心のケアを自分で出来るようになることを目指す
  • 不安や落ち着かない時の対処方法を身に付ける

4)症例・体験談

Aさんは社会人2年目になる前に、残業の負担や、職場の先輩や上司からミスを厳しく指摘されることも多く、同期と比較され仕事が出来ないと感じて落ち込み、徐々に自信を無くしてしまいました。

プライベートの時間も取れなくなり、徐々に落ち込みが強く仕事に行こうとすると涙が止まらなくなり、このままではまずいと思って来院されました。

今回こうなったことを悔いており、自分を責めると同時に「もう限界だった。プライベートもなく、体も悲鳴を上げて頭痛・倦怠感も強く、あのまま続けていたら多分心がもっとダメになっていた。」と話されて、並々ならぬ仕事への思いの裏に、少し自分への優しさも垣間見れました。

適応障害になるほど頑張ってきた自分を振り返ってもらい、立ち止まった理由、立ち止まれた理由、その仕事への熱意の裏に込められた思いなどを振り返り、その優しさを自分へと向けてもらう取り組みとして、自分を労うお手伝いをしていきました。

その後、なかなか休めなかった所が緩まり、自分を休ませることができ、久しぶりに自分の好きなことをする時間を持てるようになりました。頑張り屋が長所でもありますが、頑張りすぎてしまうことでこうなった事に気づき、少しずつ頑張りすぎないことを覚えて、2か月後に無事復職なされました。

5)クリニックにおける「こころ外来」の位置づけ

当院には様々な症状や悩みを持った方がいらっしゃいます。
そのなかでも症状が急に現れる時期や、病気になり始めた時期である「急性期」にある方のメンタル不調の根本原因の解明と回復期までのサポート、再発しない心作りを行っていくのがこころ外来です

2、ベスリTMS横浜醫院での「こころ外来」の流れ

・Step1:初診

 まずは診察を受けていただき、辛いなと感じた状況や困っていることについてお話を伺います。心理検査なども行い、器質的な異常がないか判断をすることもあります。

・Step2:こころ外来

 診察にて実施可能となりましたらご案内します。事前予約制になります。

・Step3:診察

 カウンセリングを通して困りごとが解決しているか、他のアプローチが必要かどうかを診察にて相談していきます。