セロトニンセラピーとは?朝起きられない・眠れない・生活リズムを整えたい方へ

「朝起きたいのに、なかなか起きられない」

「夜になっても眠れず、生活リズムが崩れている」

「休職してから、昼夜逆転してしまった」

「頭では生活習慣を変えたいと思っているけれど、一人ではなかなか続かない」

「ストレスが続いていて、心身の調子を整えたい」

このような悩みはありませんか?

当院のセロトニンセラピーでは、睡眠や起床時間、日中の活動、光、運動、人との交流など、日々の生活を振り返りながら、無理なく続けられる行動を一緒に考えていきます。 


この記事で分かること

  • セロトニンセラピーとは何か
  • セロトニンが心身の状態とどのように関係するのか
  • どのような悩みがある方に向いているのか
  • 当院のセロトニンセラピーでは何をするのか
  • セロトニンセラピーによってどのような変化を目指すのか
  • セロトニンセラピーと薬物療法・カウンセリングにはどのような違いがあるのか

セロトニンセラピーとは?

セロトニンセラピーとは、睡眠・起床時間・日中の活動・運動・光など、日々の生活習慣を見直しながら、心身の状態を整えていくためのアプローチです。

一度にすべてを変えるのではなく、現在の体調や生活に合わせて小さな行動から始め、無理なく続けられる生活習慣をつくっていくことを大切にしています。


こんなことでお悩みではありませんか?

  • 夜眠れず、昼夜逆転している
  • 薬以外の方法で、体調を整えたい
  • 休職中で生活リズムが崩れている
  • ストレスが続き、心身の調子を整えたい
  • 自分一人では生活習慣を変えることが難しい
  • 薬に

セロトニン・生活リズムチェックリスト

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セロトニンとは?

セロトニンは、脳や身体で働く神経伝達物質の一つです。気分、覚醒、睡眠、自律神経など、さまざまな心身の機能に関係しています。

ただし、心身の不調を「セロトニンが不足しているから」と単純に説明することはできません。

睡眠、生活リズム、ストレス、環境、身体の状態など、さまざまな要因が関係しています。


セロトニンと生活リズムにはどのような関係があるのでしょうか

セロトニンの働きは、毎日の生活とも関係しています。特に、朝起きて日中に活動し、夜に休むという生活リズムを保つことは、心身の状態を整えるうえで大切です。

そのため、セロトニンセラピーでは、セロトニンだけに注目するのではなく、睡眠・起床時間、日中の活動、光、運動、食事、人との交流など、日々の生活全体を振り返っていきます。

「朝起きられない」「夜になっても眠くならない」といった悩みがある場合も、生活リズムのどこに変化が起きているのかを一緒に整理することから始めます。

睡眠と生活リズム

夜更かしや昼夜逆転、起床時間のばらつきなどが続くと、睡眠と覚醒のリズムが乱れやすくなります。

眠れない→朝起きられない→日中の活動量が減る→夜になっても眠れないという悪循環につながることもあります。

光と日中の活動

日中に光を浴びることや、日中に活動することは、睡眠と覚醒のリズムを整えるうえで大切です。

外出する機会が少なくなったり、日中の活動量が低下したりすると、生活リズムが乱れるきっかけになることがあります。

運動と食事

運動や食事などの生活習慣も、セロトニンの働きと関係しています。

セロトニンは、食事から摂取する栄養素などを材料として作られます。また、運動によってセロトニン神経の活動が促されることも分かっています。

ストレスと生活習慣

仕事や人間関係などのストレスが続くと、睡眠や食欲、活動量などにも影響することがあります。

その結果、生活リズムが乱れ、心身の状態にも影響することがあります。

このように、セロトニンと生活習慣は互いに関係しています。睡眠・光・運動・食事・日中の活動など、毎日の生活全体を見直していくことが、心身の状態を整えるうえで大切です。


生活リズムが乱れたときにみられる主な変化

睡眠に関する変化

  • 夜になっても眠くならない
  • 布団に入ってもなかなか眠れない
  • 朝起きるのがつらい
  • 起床時間が日によってばらつく
  • 昼夜逆転してしまう

心身に関する変化

  • 気分が不安定になりやすい
  • 疲れやすい
  • やる気が出にくい
  • 集中しにくい
  • ストレスを感じやすくなった

日常生活への影響

  • 日中に外出する機会が減った
  • 運動する機会が減った
  • 人と話す機会が少なくなった
  • 仕事や復職に向けた準備が進まない

セロトニンセラピーでは何をするのでしょうか?

セロトニンセラピーでは、まず現在の生活リズムや日中の過ごし方を振り返り、心身の状態に合わせて、無理なく取り組める行動を一緒に考えていきます。 

日々の生活を振り返る

睡眠や活動量、日中の過ごし方などを振り返ることで、現在の生活リズムや習慣について整理していきます。

自分の生活習慣の特徴を確認しながら、心身の状態を整えるためにできることを考えていきます。

今の自分にできることを一緒に考える

生活習慣を変えようと思っても、体調や気分がすぐれないときには、思うように行動できないことがあります。

セロトニンセラピーでは現在の生活や体調を振り返りながら、無理なく取り組める方法を考えていきます。

無理なく続けられることを大切にする

生活習慣は、一度頑張っただけで終わるのではなく、日々の生活の中で続けていくことが大切です。

セロトニンセラピーでは、「できなかったこと」に目を向けるのではなく、「今の生活の中で続けられそうなこと」を一緒に見つけていきます。

一度にすべてを変えるのではなく、小さな行動から始め、無理なく生活に取り入れていくことを大切にしています。


セロトニンセラピーで「心身の土台作り」を目指します

セロトニンセラピーでは、睡眠・食事・運動・光・日中の活動など、毎日の生活習慣を見直しながら、心身の状態を整えるための土台づくりを目指します。

毎日の生活習慣を整え、セロトニンが働きやすい環境をつくることで、心身の調子を整え、日々の生活をより安定させていくことを目指します。

また、生活リズムが整うことで、ストレスへの対応力を高めることにもつながります。


セロトニンセラピーによって、どのような変化を目指しますか?

現在のお悩み目指す状態
朝起きる時間が安定しない自分に合った生活リズムを整えていく
夜になっても眠れない睡眠と覚醒のリズムを整えていく
日中に活動する機会が少ない日中の活動を少しずつ増やしていく
運動不足を感じている無理なく身体を動かす習慣をつくる
生活習慣を変えたいけれど続かない継続できる習慣を身につけていく
生活リズムが崩れて心身の調子が整わない日々の生活を見直し、心身の土台を整えていく

現在の生活や体調に合わせて、できることから少しずつ取り組み、無理なく続けられる生活習慣を身につけていくことを大切にしています。


どのような方にセロトニンセラピーが向いていますか?

セロトニンセラピーは、現在の生活習慣や生活リズムを見直し、心身の状態を整えていきたい方に向いています。

たとえば、次のような方が対象となります。

  • 生活リズムを整えたい方
  • 朝起きる時間や夜眠る時間を安定させたい方
  • 運動や外出など、生活習慣を見直したい方
  • 薬による治療だけでなく、生活習慣からも心身を整えていきたい方
  • 何から始めればよいかわからない方

「何から始めればよいか分からない」「一人ではなかなか続かない」という場合でも、現在の生活や体調を振り返りながら、無理なく取り組める方法を一緒に考えていきます。


セロトニンセラピーと他のカウンセリングにはどのような違いがありますか?

心身の不調に対する支援には、さまざまな方法があります。

セロトニンセラピーは、薬物療法やカウンセリングとは異なり、日々の生活習慣や生活リズムに目を向け、心身の状態を整えていくことを重視しています。

セロトニンセラピー他カウンセリング
主な目的生活習慣・生活リズム悩み・心理面
生活リズム重視する必要に応じて扱う
睡眠・起床重視する必要に応じて扱う
運動・活動重視する必要に応じて扱う
食事・生活習慣重視する必要に応じて扱う
心理的な悩み必要に応じて扱う重視する

セロトニンセラピーでは、「薬を使う・使わない」という二択ではなく、毎日の生活習慣からも心身を整えていくという視点を大切にしています。


セロトニンセラピーについてよくある質問

Q. セロトニンとは何ですか?

セロトニンは、気分や睡眠、覚醒など、心身のさまざまな働きに関係する神経伝達物質です。

Q. セロトニンの状態はどのように確認しますか

セロトニンセラピーでは、セロトニンの量そのものを測定して不足しているかどうかを判断するのではありません。
日々の生活を振り返り、セロトニンの働きにも関係する生活習慣について確認します。
その結果も参考にしながら、現在の心身の状態や生活リズムについて整理していきます。

Q. セロトニンを増やすにはどうすればいいですか

代表的なのは、「朝に太陽の光を浴びる」「ウォーキングや咀嚼などのリズム運動を行う」「人やペットとのふれあいの時間をつくる」等です。
セロトニンの材料となるトリプトファンを含む食事や規則正しい睡眠も土台となります。
一度に全部ではなく、無理なく続けられる小さな習慣から始めることが大切です。

Q. セロトニンセラピーと薬物療法の違いは何ですか?

薬物療法ではお薬を使って心身の症状にアプローチします。
一方、セロトニンセラピーでは、睡眠・運動・光などの生活習慣から心身の状態を整えていくことを目指します。

Q. どのくらいで効果が出ますか?

変化の現れ方には一律の基準があるわけではありません。
生活習慣を無理なく継続しながら、睡眠や生活リズム、心身の状態の変化を確認していきます。

Q. セロトニンセラピーを受ければ、薬は必要なくなりますか?

薬物療法やカウンセリング、TMS治療などと併用して回復を後押しする生活習慣のアプローチです。
お薬の調整は症状や状態に応じて医師が判断します。
服薬中のお薬を自己判断で中止したり、減量したりせず、医師に相談ください。

Q. セロトニンセラピーは何回うけますか?

セロトニンセラピーは、全2回で行っています。
現在の生活リズムや心身の状態を確認しながら、日々の生活の中で取り組めることを一緒に考えていきます。 


エビデンス・参考文献

・厚生労働省 e-ヘルスネット「不眠症」

・厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」

・Berger M, Gray JA, Roth BL. The Expanded Biology of Serotonin. Annual Review of Medicine. 2009;60:355-366. 

・Tang J, Krushelnycky L, Shaqo A, Cho CE. A Comprehensive Review of Nutritional Influences on the Serotonergic System. Adv Nutr. 2025;16(11):100524. doi:10.1016/j.advnut.2025.100524.

・Melancon MO, Lorrain D, Dionne IJ. Changes in markers of brain serotonin activity in response to chronic exercise in senior men. Appl Physiol Nutr Metab. 2014;39(11):1250-1256. doi:10.1139/apnm-2014-0092.


この記事のポイント

  • セロトニンは、気分や睡眠・覚醒など、心身のさまざまな働きに関係する神経伝達物質です。
  • 朝起きられない、夜眠れない、昼夜逆転しているなどの悩みには、睡眠や生活リズムの乱れが関係していることがあります。
  • セロトニンセラピーでは、睡眠・起床時間、日中の活動、光、運動、食事など、日々の生活を振り返ります。
  • 一度にすべてを変えるのではなく、現在の生活や体調に合わせて、無理なく続けられることを一緒に考えていきます。
  • セロトニンセラピーは全2回で、一人ひとりの生活や心身の状態に合わせて進めていきます。

「このままの生活でいいのかな」と感じたら

「朝起きたいのに、なかなか起きられない」

「夜になっても眠れず、生活リズムが整わない」

「生活習慣を変えたいと思っているけれど、一人ではなかなか続かない」

このような悩みを抱えることは、決して珍しいことではありません。

すぐにすべての生活習慣を変える必要はありません。

睡眠や起床時間、日中の活動、運動、光など、日々の生活を一つひとつ振り返ることで、自分の生活に合った整え方が見えてくることがあります。

毎日の生活を整えることは、心身の状態を安定させるための大切な一歩です。

まずは「今の生活で何ができるのか」を一緒に振り返るところから始めてみませんか。

当院では、セロトニンセラピーを通じて、お一人おひとりの生活や心身の状態に合わせながら、無理なく続けられる生活習慣を考えるお手伝いをしています。

生活リズムや心身の状態についてお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。


生活習慣を整えても、つらさが続くときは

生活リズムを整えることは、心身の状態を安定させるための大切な一歩です。

一方で、「生活習慣を整えても、同じような悩みを繰り返してしまう」「人間関係でいつも疲れてしまう」「自分を責めてしまう」など、生活習慣だけでは解決しにくい悩みもあります。

そのような場合には、日々の生活だけでなく、自分の考え方や行動のパターンに目を向けてみることも一つの方法です。

当院では、こうした「なぜ同じような悩みを繰り返してしまうのか」という部分に目を向ける方法として、スキーマ療法を取り入れたカウンセリングも行っています。