お知らせ

コロナ後遺症の原因と治療②

 脳の慢性炎症を起こす特殊な脳神経細胞 ミクログリア

 感染が起こるとその部分に炎症が起こります。身体の抵抗力である免疫細胞の中で最初に動くのが、マクロファージ(単球が変化し貪食細胞)です。

 マクロファージは、細菌やウイルスを食べて、「敵が来たぞ!」と血液や神経を通して、炎症性サイトカイン:IL-1やTNFαを全身に送ります。

 全身の免疫、炎症細胞が、この炎症性サイトカインを受けると自らも炎症性サイトカインを産生して、敵の攻撃に対して、味方の援軍を集めるのです。

 全身には多様な、沢山の炎症・免疫細胞が居ます。

 一方脳は、非常に大切な臓器なので、BBB(血液脳関門)という防御壁で異物が入らないように守られています。その為に脳には唯一の免疫・炎症細胞であるミクログリアが守っています。

 このミクログリアは、敵を攻撃食べるマクロファージ・単球の一種です。

 事実単球から、特殊な処理で、ミクログリアを創る方法を、九州大学の加藤隆弘先生のグループが成功しています。

 このミクログリアは、普段は脳の中でじっと見守っていますが、血液、神経から伝わってくる炎症性サイトカイン 特にIL-1に反応して、敵の攻撃の準備のため武器をもって脳内を動きまわるのです。

 しかしBBBに守られた脳には異物がないので、脳の活動性の高い部位を障害してしまい、それでうつ病や慢性疲労症候群を起こすのです。

ベスリグループ

ベスリクリニック、東京TMSクリニック、ベスリ横浜TMS醫院は、世界標準のうつ病 病態仮説に基づき、薬に頼らない(そもそも効かないと世界で言っている)治療:TMS治療や、睡眠外来、運動生活習慣改善外来、漢方薬・鍼灸の東洋医学、世界最新の心理学治療・Somatic psychology身体心理学のブレインスポティング、プロセスワーク、SE(Somatic Experiences) その他数多くの治療を行っています。それによって、うつ病、不安障害、そしてコロナうつやコロナ後遺症、それと極めて類似する慢性疲労症候群の治療を行っています