高血圧

高血圧とは

高血圧とは、脳心血管病(脳卒中および心疾患)の最大の危険因子と言われ、国内で約4300万人いると言われています。図のように健康診断のときに発見されるか、家庭で測定された際に高血圧と考えて来院されます。食事療法、運動、アルコール制限などの生活習慣の修正に加え、薬物療法によって改善することがあります。

図 (高血圧治療ガイドライン2019 血圧測定と高血圧診断手順を元に作成)

65歳以上、男性、脂質異常症、喫煙などがある場合はよりリスクが上がります。合併症により治療の方針が変わりますが、基本的には血圧を管理して一人一人に適した血圧に下がることを目指します。

<生活指導で気をつけること>

生活改善は血圧コントロールに重要です。一般的には以下の項目が推奨されています。

  • 食事は塩分制限をしましょう。塩分量は1日6gが推奨されています。
  • 野菜、果物、青魚を積極的に取りましょう。
  • お酒は控えましょう。
  • 禁煙をしましょう。
  • 適度な運動をしましょう。毎日30分程度のウォーキングなどの有酸素運動が推奨されています。
  • 高脂血症や糖尿病なども脳梗塞や心筋梗塞の危険因子です。これらの病気を合併して居る場合はその治療も同時に行いましょう。