TMSLP②

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こんな症状でお困りではありませんか？

頭にモヤがかかったような状態
判断力や集中力がおちてきた
なんだか脳が疲れている
同じことをぐるぐると考えてしまう

上記症状は脳の活動性が低下してきていることによって生じている可能性が考えられるため、TMS治療で改善できる可能性があります。

TMS治療について

　TMS（経頭蓋磁気刺激）治療とは、コイルを用いて脳を磁気刺激し、刺激刺激によって生じる微弱な電流により、脳の神経細胞の活動性を調整していく治療法です。薬物療法主体だったうつ病治療に対し、ほとんど副作用のない画期的な方法として急速に広まってきた治療法で、2019年6月から日本でも厳しい制限の下、一部のうつ病に対し保険収載（1,200点）されました。

　薬の治療は全身に影響を及ぼすため、長期間の服用によって重い副作用に悩まされることが多いことに対し、TMS治療における副作用はほとんどなく、刺激痛などの刺激を当てている位置に関連する場所に限定されて生じる副作用がある程度です。また、薬では改善がみられなかった人たちに対しても有効性があるといわれており、薬物治療では十分に効果が得られないと感じている患者様に対して希望の光となる治療法として世界中で注目されています。

「脳の病気」である、うつ病

うつ病は、長い間「こころの病気」として扱われておりましたが、近年「脳の病気」とも考えられており、脳機能の低下が原因の一つである場合があることが指摘されています。「判断、意欲、興味、実行機能」などの仕事に必要な脳機能をつかさどる、背外側前頭前野（はいがいそくぜんとうぜんや）が、うまく働かなくなることがうつに大きく関わっていることが分かってきました。

うつ状態の脳にアプローチする

長期間ストレスにさらされてうつ状態になった脳は、感情と密接にかかわる扁桃体が暴走して過活動となることで感情のコントロールが効かなくなり、また、理性と密接に関わる前頭葉の活動が落ちることで集中力や認知機能（判断や思考）の低下をもたらすことがわかっています。うつ状態では、脳の前頭葉の活動が低下しており、TMSで前頭葉部分を刺激すると、うつの症状が改善されました。